FXトレード 成功への鍵
スプレッド(手数料)を理解することが成功の鍵
FXにおいて、スプレッドは必ず覚えておくマストの単語です。
一言で言えば、トレードの手数料、このような認識で大丈夫です。
以前のFX会社はスプレッドと別に手数料を徴収していましたが、裁量トレード(自分でチャートを見て手動で取引する方法)で手数料のかかる会社はほとんどなくなりました。現在はスプレッドのみが手数料として考えられています。
スプレッドを一言で説明すれば手数料です。認識はこのようになります。
• 狭い=手数料が安い
• 広い=手数料が高い
ですので、「広いと言われたら高いんだな」と思ってもらえれば、分かりやすいですよね。
では、これからFXをはじめる人でもわかるように、スプレッドについて理解していきましょう。
Bid/売りとAsk/買いで表示される
1ドル100円30銭~33銭で取引されている。こんな言葉をニュースで聴いた覚えがありますよね。
これが売値と買値を指しています。売るとき(ASK)100.30、買うとき(BID)100.33、この差3銭がスプレッドという訳です。
スプレッドはFX業者ごとに設定値が違います。全てのFX会社がスプレッドを提示しています。
コストが気になる場合は低スプレッドの会社を選んだ方が良いですね。
通常はインターバンクから提示されたレートに手数料を加算した数値を提示しています。
もう少し詳しくスプレッドを説明
上記の例で、ASK100.30、BID100.33の時には手数料は3銭です。これを1万通貨売買するときには片道の手数料が300円です。
FXは注文と決済で2回取引を行ってトレードが終了するので、手数料3銭のとき、手数料は600円という計算になるのです。
しかし、現在の裁量トレードを行う際、FX会社で3銭の手数料を取る会社はありません。
相場としては、安ければ0.3銭~高くても1.0銭の間で取引されているのが一般的です。
米ドルのスプレッドが0.3銭固
スプレッドによる取引コストはどれくらい?
実際の取引で考えてみます。ドル円原則固定0.3銭という言葉をよく耳にしませんか?
このケースで計算をすると、0.3銭×1万通貨=3000銭=30円。このようになります。
これを発注と決済の2回で考えると2回で60円です。米ドル円の、FX取引手数料0.3銭は60円が手数料ということがわかりました。
続いて単位を確認します
銭と呼び続けていますが、1銭2銭は日本でのみ通用する単位です。重さや長さにも単位があるように、通貨にも単位があってpips(ピップス)で表示され、100.321から100.331に動けば1pips上昇したことになります。
1円動くと100pipsということですね。スプレッドの話に戻すとスプレッドは0.3pipsという訳です。
円と外国通貨をトレードするクロス円取引は銭が使用され、米ドルとのストレート通貨だと円を介さないのでpipsで表示されます。
知識として覚えておくと役に立つはずです。
スプレッドはいつでも固定?拡大することもある?
スプレッド固定0.3銭と大きく広告に載せてあるFX会社は常に0.3銭のスプレッドでトレードできるのでしょうか?
基本はYESですが正確にはNOです。相場が急変すると、スプレッドが広がり4銭、5銭、10銭と拡大することが稀にあります。
これはサプライズで相場が大きく動いたときや、アメリカの雇用統計発表後に広がることがよくあります。
相場が落ち着くとスプレッドは0.3銭に戻ります。これはどこのFX会社でも起こる現象です。
これは、インターバンクから提示されるレートが広がっているので、一時的に広がることは仕方のないことだと言えます。
どんなときも固定スプレッドはありえないということを覚えておきましょう。
米ドル以外も固定0.3銭なのか?
米ドルのスプレッドが0.3銭固定でも、他通貨は0.3銭ではありません。
ポンド円は2銭、ユーロ円で1.5銭などが一般的です。
スプレッドも大きな要素の1つですが、スワップが良い会社を選ぶ、チャートの使いやすい会社を選ぶなど要素はさまざまです。
例えば、FX初心者のように、「裁量トレードは怖いから、はじめは自動売買で取引をはじめたい」と考えたとします。
自動売買が利用できるFX業者のスプレッドは広めの設定がされているケースが多々あります。
これは、システム利用料だと思ってください。
また、デイトレードや、スキャルピングのような瞬間で10pips抜くようなトレードをしている人達からすれば、往復6銭の手数料だと倍近いpipsを取らないと儲けになりません。
このように取引手法によってFX会社の決め方が大きく変わってきます。何を優先するかでFX会社の決め方も変わってきます。
FXスワップポイントの裏技で副収入!金利の仕組みも解説します
FX取引を行うに当たって利益を出す方法は、為替差益と金利差益の2種類があります。
金利差益のことをスワップ金利と呼びます。
そもそも交換という意味ですが、FX取引では外国通貨を保有することで、相手国の政策金利分の利息を毎日受け取ることが可能です。
簡単に言うと外貨預金を想像してもらえるとわかりやすいですね。
世間的に「スワップ金利」「スワップポイント」「スワップ益」を略して「スワップ」と呼んでいますが、同じニュアンスで使われます。
厳密に言うと下記のとおりです。
• スワップポイント=FX会社が1通貨当りに割り当てているスワップのポイント
• スワップ金利=現金化されたスワップによる金利
• スワップ益=スワップ金利と同様の意味
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