リスクヘッジ方法

FXの全リスクと本質的なリスクヘッジ方法

FXで大儲けしたという話もあれば、勝てずに退場したなどどいう話も聞くけど、「FXをする上でのリスクってどんなものなの?」「為替に詳しくない人や初心者はやめておくべき?」など、疑問を抱き迷っていませんか?結論から言うと、FXはきちんと仕組みを理解して、勉強できる人であれば誰でも十分に勝つことが可能です。

そのことに私は500万円損失を出してから気づきました。リスクを知り、リスクヘッジをしながらトレードすることがとても大切だと。

このページでは、私自身の5年以上のFXトレードの経験をもとに、「FXで検討すべきリスクと本質的な対策法」について、以下の流れに沿ってご紹介します。

1. 後悔しないために事前に知っておくべきFXの8つのリスク

2. リスクを回避してFXで勝つための5つのポイント

すべて読めば、FXのリスクに関する知識が身につき、自信を持って第一歩を踏み出していただけるようになるでしょう。

1. 後悔しないために事前に知っておくべきFXの8つのリスク

投資には必ずと言っていいほど沢山のリスクがつきものですが、FXにも当然ながら様々なリスクがあります。後悔しない為にそれぞれのリスクをきちんと知り理解した上で、比較的安全なトレードを行いましょう。

1-1. FXで発生し得る8つのリスク

①レバレッジ

証拠金を担保に、FX会社からその何十倍もの資金を借りて大きな金額のトレードができる「レバレッジ」という制度では、個人口座でも最大25倍までの取引が可能になっていますが、証拠金以上の損失を被るリスクがあります。

②為替変動リスク

FXでは、平日24時間常に為替が動いています。もしもどこかの国で突然、為替変動に関わるような大きな事件等が起こった場合、強制ロスカット等による大きな損失を被ってしまうリスクがあります。

③システムトラブル

FX業者のシステムトラブルでシステムがダウンした時やシステム停止中にレートが大きく動いてしまった場合、強制ロスカットが成立しなく、再開した時には大きくずれた価格で約定してしまい追加証拠金を請求されるなどというリスクも考えられます。

④ロスカット(損切り)

為替が思った方向に動かなかった場合や、損失が膨らむのを抑える為にロスカットという方法が有効ですが、為替変動が大きく、思ったレートでロスカットができない場合やロスカットを繰り返してしまい手数料ばかりかさむなどのリスクも注意したい点です。

⑤金利変動

金利の少ない国の通貨で金利の多い国の通貨を買うと金利差(スワップポイント)を受け取る事ができますが、金利はその国の金融政策によって大きく変動したり、FX業者によって毎日変動する可能性がある為、場合によっては金利差を支払わなければならないリスクもあります。

⑥スリッページ

主に為替変動が大きい場合などに、注文金額からずれて約定してしまう事をスリッページと言います。急激な為替変動がある際には、スリッページが起こるリスクが高まります。

⑦信用リスク

もしも、FX業者が倒産してしまった場合、信用力の低いFX業者に預けた証拠金は帰ってこないリスクがあります。そうならない為に信用力の高いFX業者を選ぶ必要があります。

⑧流動リスク

マイナー通貨で取引した場合、市場参加者が少なく、思ったレートで約定しないというリスクがあります。FXでは株のように出来高を知る方法がほとんどない為、マイナーな通貨での取引は注意が必要です。